M!LKが6月9日に神奈川・ぴあアリーナMMにて、ツアー「M!LK CONCERT TOUR 2024『HERO』」の最終公演を開催しました。3月より福岡、名古屋、大阪を巡り迎えたこの日、彼らはアンコール含め22曲を披露し、満員のみ!るきーず(ファンの呼び名)とツアーファイナルを華々しく飾りました。

 今回のツアーテーマである”HERO”に扮した佐野勇斗さん、塩崎太智さん、曽野舜太さん、山中柔太朗さん、吉田仁人さんのアメコミ風メンバー紹介映像でいよいよライブがスタート。観客がHEROたちの登場を今か今かと待つ中、センターステージを覆っていた幕が落とされると……なんと上空に浮かぶ5人の姿が! 5人はオープニングナンバー「Over The Storm」を、華麗なフライングでマントをはためかせながら歌唱し、一気に会場中の視線を集めます。花火の特攻も打ち上がり、1曲目からド派手な演出で客席を沸かせました。

 そのまま疾走感あふれる「ボクノアカシ」へ突入し、熱い歌声とダンスで本領発揮したところで、「ハロー!」では1人ずつ声を張ってファンとコミュニケーションを。はじける笑顔で楽しそうな5人につられて、み!るきーずにも笑顔が広がります。曽野さんは「ちょっと! 俺今日やりたいことあって!」と観客にウェーブをおねだりし、ペンライトの波が客席後方で折り返して自身のところまで戻ってくると、愛おしそうにウェーブを抱きしめました。全方位のファンへ呼びかけた佐野さんの「ぶっ倒れるくらい頑張るんで盛り上がっていこうぜ!!」という言葉からも、今回のツアーにかけてきたM!LKの思いが感じられました。

 メインステージにやってきた5人は「ハナキン!」をコミカルに、「テレパシー」をキュートに、「奇跡が空に恋を響かせた」をエモーショナルに届け、多彩な魅力を大発揮。「ハナキン!」では佐野さんと吉田さんがハートのチョコを両サイドからかじり合い、「テレパシー」では山中さんが曽野さんをマントの中に入れてハグ、曽野さんが小指をつないだ吉田さんの手にキス、山中さんの頬に佐野さんがキス……とドキドキの瞬間が連続! み!るきーずの心は揺さぶられっぱなしだったでしょう。

 改めてメンバーが挨拶と自己紹介をすると、「ヒーローたちの活動報告」と題した映像が始まりました。“ボス”と呼ばれる男性に向けて、「コンビニ強盗犯を捕まえました」「アリの大群からお弁当を守りました」などと報告するM!LKに、ボスから「地球に危機が迫っている」と一大事が告げられます。塩崎さん、曽野さん、吉田さんがさっそく情報収拾に向かう中、やる気を見せない佐野さんと山中さんにはメンバーやスタッフから日頃の苦情が届き、塩崎さんと曽野さんから“どんなことでもできてしまうので嫉妬してしまう”と思われていることが明らかに。その流れで、スタッフからの業務連絡をあまり見ていないことが暴露されてしまった佐野さんは、“ハヤトチャレンジ”として内緒にしている秘密を1つ言うことになり、「ずっと内緒にしてたんだけど、俺……M!LKとみ!るきーずを幸せにするために人生懸けてます」と嬉しい“秘密”を教えてくれました。

 大人な雰囲気のスーツとハットに身を包んで再登場した5人は、「Weekend」をムードたっぷりにパフォーマンス。続く「パッパラ・シュビドゥ・ヴァァァァァァァ」ではステージに色とりどりのネオンサインが灯り、その中で光るステッキを巧みに操る姿が素敵に映えていました。ベンチやソファといった舞台のセットを生かして披露された「labyrinth」では、メンバー同士のボディタッチや挑発的な表情がファンの目を奪いました。それぞれが名前入りのトロッコに乗り込み、外周しながらタイトルのようにエールを送った「ジブンエール」、客席を盛り上げた「妄想ドン・キホーテ」に続いては、5月リリースの新曲「ブルーシャワー」を熱唱し観客をグッと引き込みます。ドラマチックなこの曲で、会場はさわやかな風で満たされました。

 そして、メンバーの仲の良さがにじみ出るわちゃわちゃMCタイムへ。曽野さんから吉田さんへ向けた「かわいいよー!!」という絶叫愛情表現で会場一体となって盛り上がったり、ヘアブリーチをしたことがない塩崎さんが「月に1回とか(リタッチのために)美容室に行かないといけないじゃん。毎回5000円とかかかるんでしょ? 無理、払えないよ(笑)!」と金銭的にためらっていてメンバー&ファンを爆笑させたりと、ずっと聞いていたくなるようなトークパートでした。そんな楽しいひとときは「交差点、信号、君と僕」で一変。別れを思わせる歌詞が投影された映像が流れ、あたりはたちまち切ない空気に包まれます。塩崎さん、曽野さん、山中さんが「最愛」を、佐野さん、吉田さんが「何処へ」を披露したときには、1人1人の伸びやかな歌声が観客の胸に響きました。

 “HEROの普段の姿”として山中さんが医者、曽野さんがスポーツインストラクター、塩崎さんが小学生、佐野さんがパイロット、吉田さんが蕎麦屋の格好で登場し、次曲「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」を披露するための山中さんによる全員一致クイズへ。今回のツアーで一度も成功していないため、難易度を下げて“自身がM!LKで一番好きな曲”をお題とした山中さんでしたが、4人はバラバラな回答をしてあえなく失敗……。しかし、代案となった“山中さんの好きなところ”発表では、佐野さんが「M!LKに入ってくれてありがとう」と真摯に伝え、山中さんも「俺を選んでくれてありがとう」と返すという美しいやりとりが。そうして無事に「Amore~僕は君に愛を叫ぶ~」が披露されたのでした。

 地球に迫る危機というのが隕石の衝突だと判明し、団結力を求められたM!LKは「May」で各々アグレッシブなソロダンスをしてスクリーンに映る隕石を破壊していきます。ハイキック、アクロバットなどのスキルを見せつけつつ、しなやかさや力強さを宿したダンスでボルテージを引き上げ、5人がそろうとついに隕石を爆発させることに成功! その勢いのままなだれこんだ「Kiss Plan」では彼らのセクシーさも爆発しました。MCを挟み、本編最後に選ばれたのは「ピースサイン」で、彼らは全身をめいっぱい使いながら会場をピースサインでひとつにしました。

 アンコールに応えた5人は「桜咲く頃には」をトロッコから届け、「テルネロファイター」でボスから贈られた新しいHEROユニフォームを1分30秒の間に生着替え! ヒーロー戦隊を思わせるユニフォームをお披露目するとともに、ボスの正体がロバート・秋山竜次さんであることを明かしました。そしてリーダーの吉田さんは「毛色の違うライブだったから、皆さんが困惑しないか心配だったけど、すごく楽しんでくれてよかった。ありがとうございました」「もうすぐ僕ら10周年を迎えるけど、10周年を迎える前にこんなにたくさんのお客さんに見ていただけるのは本当にありがたいことだなって心から思います」と素直な気持ちを吐露。そんなM!LKをみ!るきーずは温かい拍手で包みました。

 最後の最後、「ハピダン」では再びセンターステージにてフライング体勢になり、佐野さんは「飛びまーす!」とヒーローさながらのポーズを。オープニングでなびかせていた王子様風マントをエンディングでは頼もしいヒーロー風マントに変え、み!るきーずのHEROとして上空を舞った5人は、「いいツアーだったね!」「間違いないね!」と確かな手応えを実感しているようでした。メインステージへ移動し、5色のペンライトに囲まれながらオフマイクで「本当にありがとうございました!!」と叫び、ツアーファイナルは大団円。曽野さんが客席へこの日一番の大声での「かわいいよー!!」を頼み、返ってきた「かわいいよー!!」に「みんなのほうがかわいいよ♡」と言い残すという余韻までありました。

 そして……10周年を記念した初のアリーナツアー「10th Anniversary M!LK ARENA TOUR 2024『I CAN DRINK!』」の開催が終演後に発表されました! 11月3、4日の埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演、12月22日の大阪・大阪城ホール公演が告知され、大歓声で幕を閉じた「M!LK CONCERT TOUR 2024『HERO』」でした。

※塩崎さんの塩はたつさきが正式表記 

M!LK CONCERT TOUR 2024「HERO」

2024年6月9日(日)神奈川県 ぴあアリーナMM

01. Over The Storm

02. ボクノアカシ

03. ハロー!

04. ハナキン!

05. テレパシー

06. 奇跡が空に恋を響かせた

07. Weekend

08. パッパラ・シュビドゥ・ヴァァァァァァァ

09. labyrinth

10. ジブンエール

11. 妄想ドン・キホーテ

12. ブルーシャワー

13. 交差点、信号、君と僕

14. 最愛

15. 何処へ

16. Amore~僕は君に愛を叫ぶ~

17. May

18. Kiss Plan

19. ピースサイン

EN1. 桜咲く頃には

EN2. テルネロファイター

EN3. ハピダン

撮影:壺井ひろこ、高橋まりな

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